U−6(未就学児童)
人気ナンバー1スポーツ!
「好き!」「楽しい!」「もっとやりたい!」の気持ちが大切
コーチは子供が夢中になれるような刺激をくれる良い出会いとなる
年代の特徴 | 指導要項 | ||
心理的特徴 | 1 | 遊びの時代 遊びを中心とした自由な行動が許される環境 遊びの中で、ボールの転がり方や弾み方を経験する |
遊びの要素を多く取り入れた練習 様々な動きをとおして、神経系に刺激を与える「動き作り」 「走る」「止まる」「ジャンプ」「転がる」「ひねる」「回転」 |
2 | 好奇心旺盛 組織的な活動よりもサッカー遊び 知的好奇心によって駆り立てれる自発的な活動が重要 |
サッカーのエッセンスがふんだんに採り入れられた遊びの広場 大人の楽しいと思うサッカーやトレーニングよりも、子供の特徴を十分に理解し、彼らの好奇心をくすぐる何かを見つけ出すことを |
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3 | 身近な大人が好き 身近な大好きな大人と一緒に遊びたい 自らの「達成感」や、親やコーチからの「ほめられ経験」が自発性を促し、夢中でサッカーをする事につながる |
サッカー広場のコーディネーターに 大人の価値観を持ち込まず、たくさんの成功や失敗を遊びの中で体験していく こどもたちと一緒に動き、指導者も楽しむ |
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身体的特徴 | 1 | 神経系の発達 6歳頃までに脳の発達は90%に達する 多くの運動能力を身につけるのに有効な時期 |
無限の可能性 いろいろな運動が子供を熱中させ、必要な運動がさらに発達して行く為の基礎を作る |
U−8(1,2年生)
遊びの要素を多く取り入れた練習
コーチのフォロー(=どんどん褒める)
コーチは絶対的存在であり言動は子供の目線でゆっくりとわかりやくす!
楽しい練習メニューを!
年代の特徴 | 指導要項 | ||
心理的特徴 | 1 | 学校生活の始まり(学校生活への適応=幼児⇒児童) 今までの遊びを中心とした自由な行動が許される環境 (家庭中心)⇒行動がコントロールされる環境(学校中心) ⇒ストレスが発生している ⇒大人のケアが必要(干渉ではなく助言) |
遊びの要素を多く取り入れた練習 サッカーだけでなくいろいろ他の競技も多く取り入れる。 「歩く」「走る」「跳ぶ」「投げる」 「蹴る」「ぶら下がる」「つかまる」 ゲームの進行を覚える |
2 | 自己主張 学校という集団活動の中で他の人に負けたくないという思いが言動や行動に強くでる |
コーチのフォロー(=どんどん褒める) 褒められれば子供たちはどんどんやる気になる |
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3 | 大人に依存した仲間関係 大人の見方を取り入れて、自分や仲間を捉える⇒身近な大人が全面的な権威をもつ |
コーチは絶対的存在 言動は子供の目線でゆっくりとわかりやくす! |
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4 | 集中力は続かない 短時間しか集中できない⇒楽しいことは集中できる |
楽しい練習メニューを! 基礎的メニュー(リフティング、ドリブル、フェイント、キック)+リレーなどの対抗メニューで飽きさせないように工夫する(シンプルなメニュー) |
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身体的特徴 | 1 | 体型の変化 幼児体型から児童体型への変化 |
基礎体力の向上 体全体を使ってボールにかかわる(ボールコントロールも足だけでなく体全体を使うことも考えましょう) |
2 | 神経系の変化 すでに神経系の発達が大人の90%以上発達している。 プレゴールデンエイジと呼ばれる |
コーディネーション能力の発達 フットワーク、反能能力、リズム感が発達してきている⇒ブラジル体操・コーディネーショントレーニングを積極的に行う |
U−10(3,4年生)
やる気を引き出し自信を持たせる
自分たちでトレーニングを考えたり、技術の習得を工夫する時間も必要=仲間とのコミュニケーション能力
サッカーの楽しさと基礎技術の反復
子供のレベルにあわせた練習
年代の特徴 | 指導要項 | ||
心理的特徴 | 1 | 思考能力の発達 筋道を立てて推論していく本格的な思考の発達が見られる時期。自己中心からの脱却 自分からサッカーをやりたいと思うようになる時期 |
やる気を引き出し自信を持たせる 専門的にサッカーのトレーニングを始める時期。この時期に仲間とサッカーをする環境があれば能力は伸びる。 団子サッカー⇒組織サッカーへの移行(コーチが教えるのではなく彼らに気付かせるように) |
2 | 仲間や集団意識の芽生え 学校だけでなく地域での集団活動や大人との付き合いが広がりを見せる時期。集団の中での忍耐・協調・責任を学ぶ 大人への依存⇒自分たちでやろうとする。同性の仲間からの承認や集団への所属欲求が強まる |
自分たちでトレーニングを考えたり、技術の習得を工夫する時間も必要=仲間とのコミュニケーション能力 時間はかかるが自分で判断し行動できる子を育てるように。 個人差が出てくる時期のためそのフォローが必要=他人との比較でなく以前の自分とを比較し成長しているかどうかが重要 |
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身体的特徴 | 1 | プレゴールデンエイジからゴールデンエイジへ サッカーに必要な即時の技術の習得の準備段階 |
サッカーの楽しさと基礎技術の反復 単純な基礎技術練習をいかに楽しくするか工夫して子供の集中を途切れないようにする(リフティング、パス、ドリブル、キック&シュート、ファーストタッチ等) ハイボールに対する空間認知応力の向上や1対1の競り合い(重心を低く)等に力を入れる。コーディネイショントレーニングの継続 |
2 | 子供によってばらつきが大きい時期 個人個人によって能力差が開いてくるためコーチのフォローが必要 |
子供のレベルにあわせた練習 子供はどのレベルにいるのか、レベルに応じて楽しめているか、そのレベルで何を獲得させるのかコーチはプランニング |
U−12(5,6年生)
子供たちとのコミュニケーションがますます重要になる
子供たちのサッカーレベルの認識
単調な練習についてもその必要性をしっかりと説明することで子供たちがその意味を理解することが重要
個人技術の急速な成長に合わせた対応(個人戦術⇒チーム戦術への移行)
負荷をかけた練習
年代の特徴 | 指導要項 | ||
心理的特徴 | 1 | 心理的にも肉体的にも「大人への入口」 精神的に不安定になる時期、あまりしゃべらなくなったり反発したりする時期(=自立心の芽生え) |
子供たちとのコミュニケーションがますます重要になる 子供たちとの信頼関係の構築、子供扱いするのでなく一人の人間として扱う。 |
2 | 達成感や充実感への欲求 いろいろチャレンジすることに魅力を感じつつ出来ないとすぐあきらめてしまう傾向にある |
子供たちのサッカーレベルの認識 練習についても子供たちが「出来る」練習と「出来ない」練習の境目を認識し飽きさせないようにする。 試合についても全力を出し切る気持ちを育てる。(1対1での勝負で負けない) |
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3 | 集中力の向上 集中力を長時間維持することができる |
単調な練習についてもその必要性をしっかりと説明することで子供たちがその意味を理解することが重要 基礎技術練習(リフティング、パス、ドリブル、キック&シュート、ファーストタッチ等)およびチーム戦術練習(オープンスキル) |
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身体的特徴 | 1 | ゴールデンエイジ サッカーに必要な即時の技術の習得 |
個人技術の急速な成長にあわせた対応 見たものをすぐに習得できる時期だがそれを可能にするにはプレゴールデンエイジでの神経系へのトレーニングが必要 練習時は判断力、チーム戦術のウェイト(ディフェンスについての知識等)をあげる。コーディネイショントレーニングの継続 |
2 | 体力の向上 徐々に体力もついてくるので多少の無理はきくが成長痛等もあり十分な注意は必要 |
負荷をかけた練習 基本的にはゲームや練習時に負荷をかけた練習を行うする (時間・空間・方法の制限:1レッスンの時間を長く、タッチフリー⇒2タッチ⇒ワンタッチ、スペースを狭く) |
すべては、子供達の為に!